【国際】アメリカが外国への支援事業を担うUSAIDを廃止 途上国で1400万人の犠牲生じるとの推計も
ルビオ長官は「海外援助を再び偉大にする」と題した声明を発表し、USAIDが行ってきた支援事業を1日付けで正式に停止すると表明しました。
ルビオ長官はこの中で、「政府による非効率性の時代は終焉(しゅうえん)を迎えた。今後、アメリカの利益が最優先される」と説明し、「遠く離れた国の機能不全な政府を支援するため、アメリカ国民が税金を払うべきではない」として、「支援は対象を絞り、期間も限定する」と強調しました。
イギリスの医学誌「ランセット」は6月30日、USAIDの予算削減によって2030年までに世界各地の途上国で1400万人の死者が出るとの推計を発表しています。
USAIDは1961年に創設され、170以上の国や地域で人道支援を実施してきましたが、トランプ大統領は「腐敗している」と主張し、2025年1月の政権発足直後から予算を停止、職員の削減を進めていました。
フジテレビ,国際取材部
https://news.yahoo.co.jp/articles/80eb5d0b875c829308c27a966c36f5aa75d497c8