コメ農業法人 3割以上が “消費者への直接販売を増やしたい”
農業法人でつくる「日本農業法人協会」は、コメの生産や流通の課題をつかもうと、7月上旬、主に稲作を手がける506の法人に調査を行い、126が回答しました。
それによりますと、現在のコメの販売先で最も多かったのは卸売業者で32%、次いで農協が23%で、個人の消費者は14%でした。
一方、今後、増やしたい販売先としては、個人の消費者が最も多く32%、次いで卸売業者が19%で、農協は6%でした。
その理由について複数回答で尋ねたところ、「取引価格を安定させたい」が最も多く54件、「取引価格を高くしたい」が44件と続きました。
消費者への直接販売を増やしたいという回答が多かったことについて、団体では「これまでメインだった卸売業者や農協には去年のように高値で売れるときもあるが、変動しがちなので経営を見通しにくい面がある。一方で、個人には比較的安定した価格で販売しやすいため、重視する法人が多いのではないか」と話しています。
NHK 2025年8月19日 6時05分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250819/k10014897201000.html