食費の節約は本当に賢いのか? 堀江貴文氏が語る、ワンコインの「安ランチ」「昼食は菓子パン」が招く人生の浪費
2026年10月28日 8時35分
相次ぐ値上げに、「ランチは500円まで」「昼食は菓子パンで済ませよう」などと食費を切り詰めてはいませんか? 毎日の出費だけに、少しずつ我慢すれば大きな節約になるように思えます。
しかし、実業家の堀江貴文さんによると、目先の食費を抑えても、それが「人生の浪費」につながる可能性があるといいます。安い食事を選び続けることは、本当に賢い節約なのでしょうか。堀江さんの著書『やってはいけない 絶対損する金の使い方』(徳間書店)から一部抜粋し、食費を削ることで生じる意外な損失と、「いい節約」を見極める3つの条件を紹介します。
スーパーに行くたび何かが値上がりしている。食品の値上げは2025年の1年間で2万品目を超え、2026年も同規模の値上げラッシュが続く見込みだ(帝国データバンクの調査)。
かたや、人々の所得は一向に上昇しない。生活は苦しくなるばかりである。みんな食費を切り詰め、この難局を乗り越えようと必死だ。
ランチは500円まで。飲み物は水筒。菓子パンはいちばん安いやつ。そんな涙ぐましい努力をしている人もいるだろう。でも残念ながら、その節約は大して報われない。それどころか損をするはめになる。
節約には、いい節約と悪い節約がある。いい節約の条件は次の3つだろう。
(1)出費が確実に減る
(2)ストレスがない
(3)実害がない
これらの3条件を満たせばいい節約だ。しかし、やみくもな食費カットはそのすべてを欠くのである。
まず(1)だ。食費を確実に減らすのは難しい。つき合いの外食や飲み会、さらに子どもの行事や冠婚葬祭など、自分でコントロールできない要素が多いのだ。
日ごろ節約に励んでも、懇親会でもあろうものならそれ1回で数週間分の節約が吹き飛んでしまう。食費カットは安定した節約手段にはなりえない。
食費を抑えようと自炊に励む人も多いだろう。たしかに自炊なら安上がりかもしれない。ただし、買い出しと調理と片付けに時間がかかる。その労力を時給換算すればむしろ高くつくのではないか。
安い食材を求めてスーパーをハシゴするのも同じだ。目先の出費は減るが、そのぶんの時間損失をこうむるのである。
(2)についても軽視できない。食事は1日3回、年に1000回以上ある。そのたびに「安く済ませなきゃ」と我慢するのはつらい。年1000回の我慢を自分に課すわけだ。そうとうなストレスである。それは無理なダイエットと同じで必ず反動がくる。ひとたび気を抜けば酒と料理をドカ食いしてしまうだろう。せっかくの節約が水の泡だ。
そしてなにより(3)の問題がいちばん深刻だ。安くて手っ取り早い食べ物は、たいてい糖質のかたまりだ。牛丼、カップ麺、菓子パン。どれもタンパク質や食物繊維が不足しており、ビタミンやミネラルも乏しい。
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